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日記 #180 スティックは"生物(なまもの)"~続き♪

2021-11-06

ドラム講師の金澤です

スティックは"生物(なまもの)"という話を前回しましたが、これは本当です。

材質が木材という事もあり使用してなくても湿気を吸うなど消費期限があります。使用してないから長持ち、なんて考えは間違いです。
そんな消耗品でもあるスティックを選ぶ5つのポイントを紹介します。

・材質
スティックの主な材質はヒッコリー、メイプル、オークがあります。メイプルはカエデ科の軽い素材。オークはナラ科の重い素材。ヒッコリーは竹のようにしなる一番利用の多い素材です。

・長さと太さ
スティックのスペックは様々です。同じ7Aでもメーカーが違うと全く違います。握った太さが合っていても長さが違うと振り方も変わります。

・チップの形状
チップの形状も様々ありますが、球体や真四角なほど初心者向けです。これはストロークが定まっていなくても何処から叩いても同じサウンドになるためです。涙型などは角度によってサウンドが異なるため中級以上向けです。

・重心
中心ではなく重心は、スティックのグリップ・ポイントになる部分。バランスの中心になりストロークに大きく影響します。
前に重心があると重く感じアタックが出やすく、後ろに重心があると振りが軽く軽快に感じます。

・ピッチ
一番重要なピッチ。スティックも楽器と感じ、"鳴らすアイテム"と思ってほしいです。クローズリム、ライドのレガートなどサウンドにも大きく影響します。スティックも1つ1つ個体差があるのでネットでは選択する事は出来ません。

と、大事な5つのポイントでスティックを決めましょう。ちなみに私は1ヶ月で1ダース(12ペア)ほど消耗しています。

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